おさきの気になること

日々の気になるアレコレを書き溜めていくブログ。

“今までに経験したバイト”の話をする。

お題「今までに経験した変わったバイトや、バイト中の面白いエピソードなどを教えてださい。」

 

今日もお題にて一記事書いてみよう。そんな気持ちでこのお題をチョイス。

 

みなさんも人生一度くらいは、バイトの経験をしたことがあるのではないでしょうか。

私は、バイトばっかり。

自慢でもないし、自慢にもならないが、バイトの経験だけは、豊富なのだ。

 

精肉工場の話になりますので、グロい表現がありますので、苦手な方は注意してください。

写真はありませんのでご安心を。

 

 

 

10代の頃の話になる。

まだ私の住んでる地域の最高時給が740円だった頃、派遣でバイトしていた。

その日派遣されたのは、精肉工場。

初出勤までは、派遣の事務スタッフに「○○工場に行ってください」と工場名だけ言われていたものの、現在程ネットやスマホは当たり前ではなく、パケ代とかそういうのを気にして使うガラケー時代だったので、そこの工場について調べることすらもしなかった。

今の時代なら、検索してやばそうな会社なら、即お断りしていることだろう。

出勤当日、工場最寄の駅には送迎バスがきていた。

そこに複数の派遣会社からきた人と乗り込んだ。

その時は「仕事いやだな~」程度だった。まだ。

 

現場について、中に通されると給食係りみたいな白衣に着替えて、冷蔵庫みたいに冷えた仕事場に行った。ここから地獄の8時間の始まりだ。

 

精肉工場じゃん!!!

みんなそれなに血まみれじゃん!!!

となった。

 

派遣だし、10代だし、お手伝い程度でしょ・・・と思っていたのも束の間。

 

先輩が「これ、よろしく」と肉団子を作る準備を始めた。

そうだよね~と安堵して、肉団子をこねこねしていた。

 

その肉団子のタネもキンキンに冷たくて、手が痛かったけど、血まみれになるくらいなら・・・と我慢した。

 

ちなみに、血まみれの人たちと肉団子組みは部屋が別々だ。

なので、どんな作業を別室でしているのかわからなかったし、この時ばかりは気になったが、あの部屋には行きたくなかった。

 

心を無にして、お昼まで作業。

昼食をとったら、ラストスパートだ。

(まだ折り返しただけだけど)

 

午後も頑張りますか~なんて、重い腰を持ち上げた瞬間・・・外国の先輩が「アナタ、コッチ、クル」と別部屋に誘導された。

 

私は絶望した。

 

私の前に現れたのは、微妙に羽の残った鳥肉だった。

サムゲタンのお鍋に入ってるあの鶏肉の感じのイメージ。

取りきれてない羽をピンセットで取りきれ・・・という・・・いや、グロいって。

10代の女子だって・・・となりながら、涙目でムシムシとむしった。

ぷるぷるしてる私のその後ろでは、ダン!ダン!とリズミカルに何かを切っている音がする。

真面目に恐怖だった。

だって、私、家でインコ飼ってたし!!!イヤでしょ!!!

 

そのあと、15分休憩に入り、もう何か理由でもつけて早退でもしてやろうかと思ったけど、理由も見つからない、具合が悪い演技も出来ない、早退したら親に私がシメられる、今後仕事が回って来なくなるかもしれない、送迎バスが来なくては駅まで帰れない(徒歩でかなり駅まで掛かる)、タクシーなんて走ってない・・・と四面楚歌以上に追い詰められたので、今日だけ・・・と乗り切る決意をした。(これだけで15分消化して、休めてない)

 

休憩後は、また毛抜きだと持ち場に戻れば、またあの外国人・・・

「アナタ、ハヤイ、コッチ」と次の持ち場に。

あの、リズミカルに叩いてるアレ・・・血まみれゾーンだ。

 

それから、少し固い砂肝を叩き切る作業に昇格した。

その作業がそこそこ血が飛ぶ・・・。

白衣のお腹のところが血飛沫で飛んで、赤くなる・・・それを退勤までやり続けた。

 

やっと退勤だ。こんな職場はごめんだ・・・と二度と来るもんかと思い退勤しようと、工場の事務員さんに声を掛けて帰ろうとしたら、工場長登場!!!

 

工場長さんも工場長さんもいい人だった。

「お疲れ様でーす」と帰ろうとしたその瞬間・・・

工場長が「就職先が見つからなかったら、いつでもウチで雇うからね!!(満面の笑み)」と声をかけてくれた。

 

嬉しいし、有難いお言葉なのに、この時ばかりは両手をギュッとグーの形にしてしまった。

 

にっこり笑顔で「ありがとうございます。お疲れ様です。」とすぐに外へ逃げた。

工場ばかりの外なのに、何故だか外の空気が美味しく感じた。

 

送迎バスに揺られて、最寄り駅まで帰り、派遣の会社に退勤の電話すると、また翌日もよろしく!と私が断るスキも与えてもらえず、また精肉工場出勤決定!!

 

翌日は、同い年の友人も出勤するというので、出勤した。

 

作業は同じ。

 

最初は、肉団子作りだった。

午後は羽をむしって、15分休憩後は砂肝ダンダン!

・・・私だけ。

友人は1日、肉団子作りだった。

 

これが原因で喧嘩した。

最終的に、仲直りはしたけど、仕事が原因で喧嘩にまでになるなんて・・・10代ならではの若さではあるが、あれは喧嘩しても仕方ない。

 

その翌日も同じ友人と出勤する予定だったが・・・

バックレられた・・・

やられた。

しかも・・・友人は、そのあと他の派遣先に派遣してもらってた。

その日をキッカケに派遣をやめて、バイトを探すことにした。

友人とは別にどうにもならず、地元も一緒だったのでプライベートは普通に遊んだりしていた。

 

私は、不器用だし、バカ正直だからこういう結果になったのだろうけど、10代にしちゃ結構濃い体験をしたし、3ヶ月くらいお肉の料理を食べるのシンドかったけど、セルフ食育したと思って、プラスに捉えることにした。

 

精肉工場の話ばかりになってしまったが、原宿でエステのキャッチをしたこともあるし、地元でクリーニング屋さんで働いたり、ゲームセンターのスタッフにもなったし、スーパーのレジもやったし、海外の観光客向けのホテルの清掃もやったこともある。

どれも、10代から20代後半(今やってるのもあるけど)までの話ですけどね。

 

皆さんは変わったバイトやバイトの面白エピソードはありますか?

是非、聞かせてください。

私の場合は、変わったグロいバイトのエピソードになってしまいましたが・・・。

 

それでは、また。